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Id. DEISGN STUDIO BLOG

アイディデザインスタジオの広報、デザイン/マーケティングに関する研究内容を書き留める忘備録、及び実績紹介のブログです。

小野 航

考える犬

BY wataru.ono Date:2015年12月13日 Category:Book, Others

こんにちは、ディレクターの小野です。

今までWebやデザインに関連したカタい記事ばかり書いてきましたので、今回は少しゆるい内容にしたいと思います。

今回ご紹介するのは本、それも漫画です。
講談社から発売されています、守村大著『考える犬』という作品になります。

主人公は40代の中年サラリーマン。
ヒットを飛ばすトップ週刊誌の敏腕編集長です。
行動力と決断力に揺るぎない自信を持ち、周囲からも認められるダンディな男性。人生の勝ち組ですね。

そんな完璧な人間性を自負する主人公「大門寺文左衛門」ですが、あるとき捨て犬を拾います。
それはいっときの感傷に流されたものではなく、自慢の直感をもとに判断した結果。
この犬は、自分と自分が愛する家族へ必ず良き影響を与える。そう、何か強い縁を感じたためでした…。

 

厳しいしつけを前提に家族に招き入れた一匹の仔犬「紋次郎」でしたが、どうゆうことかご主人である文左衛門にはまったく懐かず、むしろ不遜な態度で接してきます。さらに音を立てるがごとく成長し、みるみるうちに態度も体躯も巨大な大型犬へと変貌してしまいました。

どうやら、文左衛門が仕事で一時期不在にしていた期間に、紋次郎との関係性が固まってしまったようです。紋次郎からみた家族(群れ)の順位は、(奥さん→長女→次女→三女→自分→文左衛門)となっていました。つまり、奥さんがリーダーで文左衛門は自分よりも格下と見ているのです。こうなると、もう修正はとても難しい。

世間からは高いステータスと地位のある人物として扱われ、美人の奥さんをはじめ三人の娘からも尊敬された一家の大黒柱…にも関わらず、家庭での存在はなんと犬以下。

この大きなギャップと主従関係を修復しようと、奮闘する文左衛門の苦悩と努力がユーモアに溢れ実に笑えます。

 

働くということ。家族を愛するということ。
いのちとは何か?生きるとは何か?

人生のなかで必ず向かい合う問題・課題を、愛犬との奇妙な関係を通しながら、“考え”させてくれる作品です。プライドが高く見栄っ張りな人は、この作品を読むと一皮むけるかもしれませんね。

 

そうそう、作者の守村さんといえば、バイクと犬とアウトドアが大好きな漫画家さんで知られています。
最近では、東京から離れ福島の山奥で開拓生活を送られているそうですよ。

【PRESIDENT OnLine】
55歳、月収10万父さんは、なぜリッチなのか

 

いつも生きるということに真剣に向き合っている方ですね。
私も守村さんを見習って、生き方を見直してみたいと思う今日このごろです。

それでは。